小田原には、小田原城、瑞雲寺、小田原さかなセンター、神奈川県立生命の星・地球博物館、フォレストアドベンチャー・小田原、小田原フラワーガーデン、清閑亭、小田原文学館 、鈴廣かまぼこ博物館、報徳博物館などの観光スポットがあります。
また、新鮮な海の幸、ひもの、かまぼこ、小田原おでん、ういろうなどのご当地グルメもおすすめです。
小田原城は江戸時代から現代までの歴史を紹介する展示物や武家文化に関する資料などが、天守閣の内部に展示されています。 甲冑や刀剣、絵図、古文書など、小田原の歴史を伝える貴重な資料があります。 また、NINJA館では戦国時代に北条氏を支えた風魔忍者の存在について体験しながら学ぶことができます。 最上階の標高約60メートルからは相模湾や房総半島までの景色を一望することができます。 小田原城は15世紀中ごろ室町時代に西相模に進出した大森氏が築いた山城が小田原城の前身です。 後に北条早雲がこの城を攻め取り、北条氏の居城として関東地方で君臨しました。 戦国時代には関東地方の中心拠点として拡張整...»
小田原の代表的な名産品である「かまぼこ」。誰もが口にしたことがあるといえど、かまぼこには歴史や地域ごとの違い、製法、食べ方など、深い魅力があります。 そんな「かまぼこ」をさまざまな角度から楽しめる場所が鈴廣かまぼこの里です。 里内には主に3つの施設があります。広々とした市場の雰囲気の「鈴なり市場」では、かまぼこを中心に干物、揚げ物などがお買い物を楽しめます。 「かまぼこ博物館」は無料の体験型のミュージアムで、かまぼこについて学ぶことができます。そして、古民家や土蔵を利用した各種のお食事処があります。 鈴廣蒲鉾本店・鈴なり市場 板かまぼこを中心に小田原・箱根の土産が約200種も揃ってい...»
小田原漁港のすぐそばにある海鮮市場。その日の朝に獲れた新鮮な魚介類や干物・かまぼこ等小田原名産品、地野菜・果物などが手に入る。場内ではバーベキューも楽しめる。 小田原さかなセンターの概要 小田原さかなセンターは、日本の神奈川県小田原市に位置する市場で、新鮮な魚介類や地元の特産品が豊富に揃う観光スポットです。ここは、地元の漁業と観光業を支える重要な施設であり、新鮮な海の幸を楽しむことができる場所として、地元民や観光客に人気があります。 歴史と背景 小田原さかなセンターは、1987年に開設されました。設立当初から、地元の漁業と農業を支援し、新鮮で質の高い海産物を提供することを目的としていま...»
小田原フラワーガーデンは、神奈川県小田原市に位置する広大な庭園で、美しい花々と四季折々の風景が楽しめる観光スポットです。このガーデンは、花と緑に囲まれたリラックスした空間であり、家族連れやカップル、花好きの人々に人気の場所です。 梅、桜、バラ、ハナショウブなどが植栽されているため、年間を通して色とりどりの花が楽しめます。トロピカルドーム(大温室)は熱帯・亜熱帯植物を中心に花の美しい植物が楽しめ、訪れる人々に異国情緒あふれる空間を提供しています。 歴史と背景 小田原フラワーガーデンは、伊豆箱根鉄道大雄山線の飯田岡駅から南西に徒歩約20分(約1.6kmの上り坂)の場所に位置しています。標高は...»
神奈川県小田原市という都市部にありながら豊かな自然を有する小田原市根府川にある「神奈川県農業技術センター足柄地区事務所分室」で1991年に生まれ、2006年から出荷されている“湘南ゴールド”。晩柑で香りの良い“黄金柑”と“今村温州”を交配して作られた品種で、黄金柑より実が大きく、さわやかでフレッシュな香りを持つ上に、果皮が滑らかでむきやすいという特徴を持ち、柔らかい果肉には、11~12%の糖度があるジューシーな果汁が詰まった柑橘だ。湘南ゴールドは、温州みかんが市場から姿を消す4月頃に成熟するが、成熟した直後はやや強い酸味があるため、しばらく仮貯蔵で酸味を弱めたのち、5月頃までにかけて出荷される...»
小田原の地場産業として栄えてきたかまぼこの起源は江戸後期。板にすり身を扇の地紙に盛りつけるのが特徴。グチを主原料とする豊富な鮮魚と箱根水系の良質な水が肌ツヤ、きめの細やかさ、弾力を引き出している。かまぼこの原料となる魚の身質は一年を通して変化する為、最高のかまぼこを作る為に製造過程(練る時間、蒸す温度など)での調整を怠ることはできない。また機械での生産と伝統職人による手づくりを両立させることで、おいしい状態を探求する一方、完全な手づくりかまぼこは10、20年の修行を重ねた伝統職人の手に任される。...»
落花生の粉・砂糖・辛子粉・ゴマ・水あめを混ぜたものを、シソの葉で巻いた珍味。製造元によれば、最初は甘いが後から辛子粉の辛味がやってきて「ヒィー」という声がホトトギスに似ているため、この名が付いたそうだ。もともとは“日本酒に合うおつまみとして”明治初期に考案された100年以上続く伝統の漬物で、現在では「神奈川の名産100選」にも選ばれている。まったくの手作業で作られているので、生産量が少なく、まさに知る人ぞ知る「隠れた名産品」と言われている。...»
相模湾の町を歩くと、鮮魚店やひもの店の軒先などに、アジの開きを干している光景を見ることができる。江戸時代に、湾で獲れたあじ・かますなどを開き干しにして販売したことが始まりで、主に小田原、湯河原、真鶴、三浦で生産されている。また、真鶴半島には「魚つき保安林」があり、魚を集める森として知られている。半島に生い茂る木々が魚たちに影をつくり、森から染み出た地下水は魚にとって栄養豊富なえさとなるプランクトンを育てるのである。...»
”アジ”は相模湾の看板商品。小田原市から真鶴にかけていくつかの定置網漁場があり、毎朝、新鮮なアジが水揚げされている。小田原漁港では「殺菌冷海水」を使用して封じこめた鮮度が自慢。真鶴・岩漁港では、年間漁獲の3割がアジであるともいわれるほどで品質も良好。特に5月頃から定置網 に入る相模湾のアジは、関アジ、松輪のアジにもひけをとらない味わいだ。地元漁師のおすすめ料理は、名物”アジのたたき”に”まご茶漬け”、そして朝揚がったばかりの新鮮な”豆アジ”で作るとっておきのメニュー。安くて小さな豆アジは頭から丸ごと食べられてカルシウム満点、抜群の味だ。 旬 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 ...»
小田原の梅は、戦国武将北條氏による統治の以前から栽培され、古くから梅干として農家や家庭で漬け込まれ、また、腐敗防止などの薬効からも重宝され、広く愛されてきた。近年では、曽我地区を中心に生産され、手作りならではの丁寧な作業により、品質の良さと豊かな風味が生まれ、高い人気を博している。 「白加賀」や「玉栄」などの果形が豊かでエメラルドグリーンの美しい粒ぞろいの品種を梅酒用に、「十郎」などの果肉の厚い品種を梅干し等に使う漬け梅用に生産し、用途別に明確に区分して品種管理をしたうえで出荷している。 旬 6月 ...»
小田原を代表する食文化のひとつに和菓子があげられる。北条早雲が室町時代から“ういろう”を作る外郎家を小田原に呼び寄せたのをはじめ、戦国時代には千利休の一番弟子、山上宗二が北条家に客人として迎えられ、江戸時代には茶を好んだ藩主大久保忠愨が、城に菓子を納めた職人を「菓子匠」と呼ぶなど、小田原の和菓子・茶の湯の歴史は非常に古く、全国から腕利きの和菓子職人が集まってきたという。そして明治から昭和にかけて、小田原三大茶人と呼ばれる益田鈍翁、野崎幻庵、松永耳庵が次々と小田原に茶室を設けたことで一気に花開き、和菓子のメッカとして栄えてきた。小田原の町を散策してみると、今でも多くの和菓子舗が軒を連ね、匠の技を...»
“箱根百年水”は、鉄分を含まず、カルシウムやマグネシウムをほどよく含んだまろやかな上質水。そんな小田原の地が育んだ名水を活用して、蒲鉾の老舗メーカーが作りあげた地ビールが“箱根ビール”。ビールのテイストを決定するといわれるホップや麦芽は、ドイツやイギリス、オーストラリアといった海外から厳選素材を取り寄せて使用し、妥協せずに造り上げた味は、国際的な大会でも数々の賞に輝いている。季節限定ビールの種類も豊富で、様々な味が楽しめるのも嬉しい。...»
文献によれば、小田原を攻めた北条氏が蒲鉾で客人をもてなしたとの記述もある、歴史ある小田原蒲鉾(かまぼこ)。小田原おでんは、小田原に現存する蒲鉾店13社によるこだわりの逸品を寄せ合ってスタートした。蒲鉾の食感を失わないように、煮込み時間やタイミングに細心の注意を払って作られている。また、老舗の味を活かすために出汁はシンプルに、特製のかつお・こぶ出汁を使用。地元の甘みそと曽我梅林で採れた梅をブレンドさせた「梅みそ」で食すのが特徴だ。 おでんは、豆腐やこんにゃく、里芋などに甘味を効かせた味噌をつけて食べる「田楽(でんがく)」が起源とされています。庶民の間で広まったのは江戸時代からと言われていますが...»
湘南名物であるしらすを使用したどんぶり、生・釜揚げは もちろん沖漬けにしたしらすも楽しめます!...»
江戸時代末の1856年に小田原藩主大久保忠愨の命によって、小田原にあった「尾張屋」という菓子店の初代吉兵衛が考案したと伝えられる和菓子。小豆こしあんを求肥餅で包み、赤いしその葉で巻いて梅の形にしたもので、小田原を代表する伝統菓子である。小田原と梅の歴史は古く、約500年前にはすでに栽培されており、特に北条早雲はその効能から梅の栽培を積極的にすすめたといわれている。また、このような和菓子がうまれた背景には、小田原には昔ながらの茶の湯の文化があり、歴史の要所でその文化を愛する人物が小田原を治めていたことにも由来しているといわれている。...»
“麦こがし”を使った生地であんこと大粒の栗をまるごと1つ包みこんだ“月のうさぎ”。半分に割ると山吹色をしたまんまるの栗があらわれ、それはまるで夜空に浮かぶ満月のよう。栗は大粒ながら、ほっくりと炊き上げてあるため、口当たりはとても柔らかい。麦こがしを練りこんだ皮は香ばしく、口の中でクッキーのようにほろほろととろけ、甘さ控えめのあんこと絶妙にマッチする。熱い緑茶やコーヒーのお供にぴったりの一品だ。うさぎの耳をあしらったパッケージもかわいらしいので、手土産としてもぜひ利用したい。麦こがしをまぶし香ばしく焼き上げて、甘すぎずビターな大人の味わいの「月の黒うさぎ」もあります。...»
神奈川県小田原で創業100年を越す老舗の和菓子舗「正栄堂」の代表銘菓が“虎朱印”である。北海道産大納言小豆の餡と求肥を、新潟産黄金餅米100%の皮で包んだ最中は、神奈川県銘菓指定の認定を受けている。名称の虎朱印とは、戦後時代、小田原の地を五代100年に渡って統治した後北条家が公文書に用いた印判のことで「緑寿応隠」の4字を配した印文の上に虎が横たわっている姿が刻されており、この名が生じたとされている。「緑寿応隠(ろくじゅおうあん)」とは、「長命の寿を全うして、国の安隠にこたえる」という意味があり、正栄堂の虎朱印は実際の印判と同じ大きさで作られている。...»
神奈川県小田原市には、地元住民なら誰でも知っている有名な“あんぱん”がある。小田原駅から程近い「守谷のパン(守谷製パン店)」と、かつての武家屋敷が立ち並ぶ国道一号線沿いにある「柳屋ベーカリー」の2軒のパン屋のあんぱんだ。 守谷のパン(守谷製パン店) 守谷のパンのあんぱんは、大人の男性の握りこぶしよりも少し大きめのパンにギッシリと詰まったあんこが特徴。小田原駅から徒歩1分と言う立地もあいまって、お店の入り口には常に行列が出来る。 柳屋ベーカリー 柳屋ベーカリーのあんぱんは、創業は1921年(大正10年)という老舗で、外観は老舗の和菓子屋のよう。小ぶりのパンにあんこが透けて見えるほどの薄皮...»
相模湾で水揚げされるイカと、大磯から小田原市国府津にかけて広がっていた塩田の塩、周辺地域の酒蔵で作られている米糀(こめこうじ)と、地場産のものをあわせて作られるのが“糀入イカの塩辛”。小田原市は糀が入ったイカの塩辛の発祥の地といわれ、市内にある創業450年の「みのや吉兵衛」の5代目吉兵衛が350年前に考案したとされている。糀をあわせたきっかけは、大酒のみであった吉兵衛が港に寄ったときに、漁師たちが獲れすぎたイカの処理に困っていたという。酔っ払っていた吉兵衛はそのすべてを買い取り、塩漬けにしたが塩辛くて食べられなかった。そこで近くにあった糀を入れてみたところ、発酵して独特の旨みのある塩辛になった...»
小田原で漁獲されたアジの粉末をバタークッキーに練り込んだ「あじサブレ」。口に運んだときとあと味にアジの風味が香る不思議さがウケて人気の神奈川土産だ。サブレは、各地の土産物の定番になっていることからもわかる通り、加工しやすくアレンジに向いたクッキーといわれ、アジの風味によってもサブレの味は損なわれることなく、おいしく食べられる。ちなみに「あじサブレ」は”アジ”の形ではなく”アジの干物”をデフォルメしたものになっていて、見た目で感じられる愛嬌も人気のポイントのひとつだろう。洋菓子「タカヤナイ」で販売。...»
米粉に餅粉、砂糖で作られ独特の食感で知られる“ういろう”は、1495年に小田原を平定した北条早雲が京都から招いた外郎家が作ったお菓子だ。室町時代の朝廷に仕えていた外郎家は、外国使節に関する役をつとめる家柄で、接待用に自ら考案した菓子が「外郎氏の菓子=ういろう」と呼ばれるようになり、小田原に移り住んでからも外郎家代々にその味が伝えられてきた。また、当時外郎家では秘伝の薬も作っていて、同じく「ういろう」と呼んでおり、歌舞伎十八番「外郎売」は、病に伏せた二代目市川團十郎がこれを飲んで回復したことから、感謝の念をこめて演じられた演目だといわれている。また、文学作品の「東海道中膝栗毛」のなかで菓子のうい...»
丹沢箱根山麓の気候は茶栽培に最適。日照時間が短い分、土壌の養分を多く吸収し、また朝霧が紫外線を遮り、苦味の元であるタンニンの少ない柔らかで香りのよい茶葉が育つ。足柄茶は、茶の品質の目安となる全窒素量が多く、甘味と渋味のバランスよい香り高いお茶。近年では全国茶品評会一等の連続受賞を始め、「かながわ名産100選」に選ばれるなど、数々の名誉に輝いている。また、生産者たちが協同組合を設立し、熟達職人が色や香りなどの官能検査を行い成分検査も併用して最適なブレンドに整え、高品質を保っている。...»
大磯海水浴場は、神奈川県中郡大磯町大磯1990番地先に位置する、日本の歴史的な海水浴場です。この海水浴場は、国内でも最も古い海水浴場の一つとして知られ、長い歴史と豊かな文化を誇っています。 概要 大磯海水浴場は、1885年に初代陸軍軍医総監である松本順によって開設されました。松本順は、オランダの海軍軍医であるヨハネス・ポンペ・ファン・メーデルフォールトに師事し、海水浴が病気の治療に効果的であることを学びました。この知識をもとに、日本で海水浴の文化を広めることを目指し、適した場所を探していたのです。 開設の背景 1884年、松本順は熱海の温泉に出かけた際、小田原に宿泊し、その際に大磯町に...»
六所神社は、神奈川県中郡大磯町国府本郷に位置する神社で、相模国総社として知られています。旧社格は郷社に指定されており、古くから地域の信仰の中心として尊崇されてきました。 概要 六所神社は、所在地の国府本郷に鎮座し、その歴史的な背景と建築様式は日本の神道文化において重要な意味を持っています。 鳥居と本殿 神社の入り口に立つ鳥居をくぐると、参道の先には荘厳な本殿が見えます。本殿は、造営当時は全体が朱塗りであったとされ、その美しさは圧巻でした。五社の神々を祀るため、五つの扉が設けられています。『快元僧都記』によれば、天文9年(1540年)に鶴岡八幡宮の造営の参考とするため、当社の棟札が持ち出...»
川勾神社は、神奈川県中郡二宮町山西に位置する神社であり、延長5年(927年)の『延喜式神名帳』に記載されている相模国の十三社(小社)の一つです。旧社格は県社に列せられています。 神社の所在地 川勾神社は、二宮町山西にあります。この地域は古くから「二宮大明神」「二宮明神社」とも称され、地名の「二宮町」もこの神社に由来しています。毎年5月5日には、大磯町国府本郷の神揃山で行われる相模国の伝統的な祭事である国府祭(こうのまち)に参加する相模五社の一つであり、同国の二宮に当たります。 国府祭と座問答 国府祭の中心的な儀式である「座問答」は、かつて相武(さがむ)と磯長(しなが、または「師長」とも...»
高来神社は、神奈川県中郡大磯町高麗(こま)に鎮座する歴史ある神社で、別名「高麗神社(こまじんじゃ)」とも呼ばれます。旧社格は郷社で、神社名は朝鮮半島にかつて存在した高句麗からの渡来人に由来すると言われています。 高来神社の概要 高来神社は、神奈川県大磯町に位置する神社で、その歴史は古代に遡ります。神社名は、一説によると、朝鮮半島にあった高句麗からの渡来人に由来しているとされています。高麗神社とも呼ばれ、その社格はかつて郷社に列せられていました。 由緒と起源 高来神社の起源は中世の戦乱などにより多くの書物が焼失したため、詳細は不明ですが、神武天皇の時代に創建されたとの記録が残っています。...»
小田原市郷土文化館は、神奈川県小田原市の城内に位置する博物館であり、小田原城址公園内にあります。この施設は、地域の自然、歴史、文化に関する資料を収集、保管、展示しており、地域文化の発展に寄与しています。この記事では、館の概要、運営、展示内容、施設、沿革などについて詳しくご紹介します。 概要 小田原市郷土文化館は、1955年(昭和30年)に旧小田原市立図書館の施設を活用して開館しました。この施設は、小田原市の歴史、考古学、文化、民俗および自然に関する資料を展示する博物館として機能しています。1960年(昭和35年)には、博物館相当施設に指定されました。 開館以来、館内では常設展のほか、年に...»
小田原城址公園は、神奈川県小田原市城内に位置する総合公園です。小田原城の本丸と、1960年(昭和35年)に復興された天守閣を中心に整備されたこの公園は、国の指定史跡にも含まれており、日本さくら名所100選にも選ばれています。 公園の概要 公園内には歴史や文化に触れられる施設が数多くあります。小田原城歴史見聞館、動物園、遊園地、小田原市立図書館、小田原市郷土文化館などがあり、訪れる人々に多彩な体験を提供しています。また、公園内には梅、桜、藤、花菖蒲、アジサイ、ハスなど四季折々の植物が植えられており、四季を通じて美しい自然を楽しむことができます。 NPO法人小田原ガイド協会では、ガイドボラン...»
神奈川県立生命の星・地球博物館は、神奈川県小田原市に位置する自然科学系の博物館です。設立の目的は、「地球及び生命の営みに関する資料の収集、保管及び展示並びにこれに関する調査研究、情報提供等を行い、県民の学習活動を支援すること」です。 展示・施設の概要 この博物館は「46億年前の地球誕生から地球の未来を考える」をテーマに掲げ、訪れる人々に地球の歴史や生命の神秘を紹介しています。多彩な展示室と豊富な施設により、訪れる人々に地球の過去から未来への旅を提供します。 主な展示室 地球展示室 「地球展示室」では、地球の誕生から現在に至るまでの宇宙との関わりや、地球内部の構造について詳しく紹介して...»
古稀庵は、1907年(明治40年)に神奈川県足柄下郡大窪村(現在の神奈川県小田原市板橋)に建てられた、政治家・山縣有朋の別荘です。 古稀庵の門 古稀庵の入口には、山縣有朋自筆の「古稀庵」の額が掲げられています。これは山縣の存在感とともに、彼の名誉を象徴するものとなっています。 古稀庵の概要 古稀庵は、南向きの傾斜地に位置し、総面積は約11,630平方メートルに及びます。敷地内には、和風木造平屋建の本館、伊東忠太設計の木造二階建の洋館、ジョサイア・コンドル設計のレンガ造平屋建の洋館などが建てられていました。また、入口には茅葺屋根の門があり、面積約4,600平方メートルの庭園が広がっていま...»
清閑亭は、神奈川県小田原市に位置する歴史的な建造物です。この邸宅は、1906年(明治39年)に当時の政治家であり侯爵であった黒田長成の別邸として建てられました。清閑亭は、その美しい景観や建築様式、そして歴史的背景から、訪れる人々に貴重な文化財として認識されています。 概要 清閑亭は、旧小田原城の三の丸外郭の土塁に位置し、現在は国の史跡(小田原城跡の一部)として保存されています。邸宅である母屋は、数寄屋造りの平家と二階建てが雁行に連なる形式で設計されています。特に、平家部分は関東大震災を耐え抜いた貴重な建築物であり、板絵襖や欄間、網代組天井など、優れた意匠が施されています。 また、清閑亭か...»
報徳二宮神社は、神奈川県小田原市に位置し、江戸時代後期の農政家・思想家である二宮尊徳を祀る神社です。この神社は、かつての県社であり、現在は神社本庁の別表神社として位置づけられています。 創建の経緯 二宮尊徳は、江戸時代後期に農村の救済と教化運動を展開したことで知られています。尊徳は、農村再生のための組織である報徳社を設立し、その活動は彼の死後も続けられました。尊徳は安政3年(1856年)に亡くなりましたが、彼の功績を称える動きが明治時代に入っても続きました。 明治24年(1891年)、尊徳に従四位が贈られたことを契機に、報徳社の社員たちの間で、彼を祀る神社を創建する計画が進められました。...»
足柄峠は、神奈川県南足柄市と静岡県駿東郡小山町の境界に位置する峠で、標高759mを誇ります。この峠は箱根外輪山の北側に伸びる尾根上に位置し、箱根峠と共に東海道を構成する重要な地点です。 歴史 古代からの交通要衝 足柄峠は、古代から交通の要衝として重要な役割を果たしてきました。縄文時代から奈良・平安時代にかけて、この地では土器片が採取され、古くから人々の往来があったことが確認されています。かつては「足柄坂(あしがらさか)」と呼ばれ、東を「坂東」と称し、足柄峠はその入り口として位置づけられていました。 律令時代の整備と歴史的な転換 律令時代には、足柄峠を越える道が東海道の一部として整備さ...»
最乗寺は、神奈川県南足柄市に位置する曹洞宗の寺院です。山号は大雄山(だいゆうざん)で、寺紋は羽団扇です。本寺は、地元では「道了さん」と呼ばれ、長い歴史と文化的な重要性を持つ寺院として親しまれています。 歴史 最乗寺は、1394年(応永元年)3月10日に、峨山五哲の一人である通幻寂霊門下の了庵慧明によって開山されました。この寺は、東国における通幻派の拠点となり、その門下は各地で公共事業を行い民心をつかむことに成功しました。 最乗寺には、この地で土木工事を行った了庵慧明の弟子である妙覚道了(道了尊)が祀られています。寺全体が「道了さん」として地域住民に愛され、これまでに余語翠巖、新井石禅、石...»
曽我梅林は、神奈川県小田原市北東部に位置し、食用梅の産地として知られるとともに、観梅の名所としても多くの観光客を引き寄せる場所です。この梅林はJR御殿場線の下曽我駅周辺に広がり、別所、原、中川原の3つの梅林から成り立っています。特に白梅を中心に約35,000本もの梅の木が栽培されており、その美しい景観は茨城県水戸市の偕楽園、埼玉県越生町の越生梅林とともに関東三大梅林の一つとして数えられることもあります。 歴史 小田原市は、その市章にも梅の花を象ったデザインを採用しているように、古くから梅との深い結びつきを持っています。戦国時代には後北条氏がこの地に梅を植え始めたと言われ、江戸時代には小田原...»
長興山のシダレザクラは、神奈川県小田原市入生田(いりうだ)地区に生育するシダレザクラの巨木で、地域の歴史とともに深い結びつきを持つ樹木です。この桜は、かつて小田原藩主稲葉氏の菩提寺であった紹太寺の敷地内に植えられたもので、樹齢300年以上と推定されています。度重なる火災により、紹太寺の大伽藍は失われましたが、このシダレザクラと360段に及ぶ石段などが今日まで残されています。 長興山のシダレザクラの概要 長興山のシダレザクラは、名木として広く知られ、小田原市指定天然記念物や「かながわ名木100選」に選定されています。この桜の木は、見事な枝振りと美しい花で、多くの人々を魅了してきました。毎年春...»
ユーシン渓谷は、神奈川県足柄上郡山北町の玄倉川に位置する美しい渓谷です。この渓谷は、丹沢大山国定公園の一部であり、その自然の美しさから「丹沢の秘境」とも称されています。「ユーシン」という名称は、かつて存在したユーシンロッジ(現在は休業中)の周辺地域を指す地名から由来しています。 玄倉林道とアクセスの歴史 ユーシン渓谷へのアクセスは、かつては山神峠を越えるルートが一般的でした。しかし、1947年にユーシン渓谷沿いに全長約9kmの玄倉林道が開通し、アクセスが大幅に容易になりました。この林道は、新緑や紅葉の時期に特に美しく、多くのハイカーに親しまれていますが、観光地としての開発はほとんど行われて...»
中川温泉は、神奈川県足柄上郡山北町中川に位置する、古くから親しまれている温泉地です。この温泉地は、美しい自然環境に囲まれた静かな場所にあり、訪れる人々に心の安らぎと癒しを提供します。中川温泉は、かつて武田信玄の隠し湯としても知られており、その歴史と伝統が息づく温泉地です。 泉質とその特長 中川温泉の泉質は単純温泉(アルカリ性)であり、pH値は10前後と非常に高いアルカリ性を示します。この高いアルカリ性は、この地域に広く存在する斜長石が主成分の鉱物であり、加水分解反応によってモンモリロナイトが形成された結果と考えられています。アルカリ性の温泉は肌に優しく、入浴後は肌がすべすべになると多くの人...»
丹沢湖は、1978年(昭和53年)に西丹沢の酒匂川水系の河内川に造られた三保ダムによって誕生した人造湖です。この湖は、玄倉川、世附川、中川川の3つの支流からの水が流れ込んでおり、美しい自然景観を形成しています。丹沢湖は丹沢大山国定公園の一部であり、その魅力的な風景から多くの観光客に愛されています。 湖面を彩る美しい橋 丹沢湖の湖面には、大仏大橋や永歳橋など、計57の橋が架かっています。これらの橋は、湖の風景に美しいアクセントを加え、訪れる人々の目を楽しませます。特に、紅葉の季節には橋と湖が一体となった見事な風景が広がり、多くの写真愛好者にとって絶好の撮影スポットとなっています。 丹沢湖周...»