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甘露梅

(かんろばい)

小田原藩主が考案、命名した小田原を代表する和菓子

江戸時代末の1856年に小田原藩主大久保忠愨の命によって、小田原にあった「尾張屋」という菓子店の初代吉兵衛が考案したと伝えられる和菓子。小豆こしあんを求肥餅で包み、赤いしその葉で巻いて梅の形にしたもので、小田原を代表する伝統菓子である。
小田原と梅の歴史は古く、約500年前にはすでに栽培されており、特に北条早雲はその効能から梅の栽培を積極的にすすめたといわれている。また、このような和菓子がうまれた背景には、小田原には昔ながらの茶の湯の文化があり、歴史の要所でその文化を愛する人物が小田原を治めていたことにも由来しているといわれている。

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甘露梅
(かんろばい)

小田原

神奈川県