小田原の梅は、戦国武将北條氏による統治の以前から栽培され、古くから梅干として農家や家庭で漬け込まれ、また、腐敗防止などの薬効からも重宝され、広く愛されてきた。近年では、曽我地区を中心に生産され、手作りならではの丁寧な作業により、品質の良さと豊かな風味が生まれ、高い人気を博している。 「白加賀」や「玉栄」などの果形が豊かでエメラルドグリーンの美しい粒ぞろいの品種を梅酒用に、「十郎」などの果肉の厚い品種を梅干し等に使う漬け梅用に生産し、用途別に明確に区分して品種管理をしたうえで出荷している。
旬 6月