海老名中央公園は、神奈川県海老名市の中心部に位置する、海老名駅東口正面にある都市公園です。この公園は、近隣商業施設との利便性の高い立地にあり、約0.9ヘクタールの敷地を有しています。家族連れやカップルに人気の場所であり、都市生活の中での憩いの場として、多くの人々に親しまれています。
海老名中央公園には、様々な施設が整備されており、訪れる人々に多様な楽しみを提供しています。以下に、主な施設とその特徴を紹介します。
つどいの広場は、野外ステージや親水広場が設けられているエリアです。特に夏場には、人工の小川が涼を提供し、訪れる人々にリフレッシュの機会を与えます。親水広場の周りには、家族連れや友人同士が集まりやすいスペースが広がっており、週末には多くの人々で賑わいます。
かたらいの広場は、モニュメントやベンチが配置され、ゆったりとした時間を過ごすことができるエリアです。また、トイレ施設も整備されており、多機能トイレも完備しています。なお、トイレの入り口にはオストメイト対応のマークが掲げられていますが、実際にはオストメイト対応設備は設置されていないため、利用の際には注意が必要です。
いこいの広場には、海老名中央公園のシンボルともいえる朱塗りの七重の塔がそびえ立っています。この塔は、1992年12月19日に完成し、相模国分寺の七重の塔を基に、実物の約3分の1の大きさで再現されたものです。観光客や地元の住民にとって、フォトスポットとして人気があります。
かつては、海老名中央公園の周囲は広いアスファルトで覆われた広場であり、特に目立った施設はありませんでした。しかし、2002年4月19日に公園を取り囲むようにして、複合型商業施設「ViNAWALK」が開業しました。これにより、商業施設と公園が一体化した特異な構造となり、買い物や食事を楽しむついでに、公園でゆったりと過ごすことができるようになりました。
海老名中央公園の地下には、市営の中央公園駐車場が整備されています。この駐車場は197台の乗用車を収容でき、身体障害者用スペースも設けられています。駐車料金は15分まで無料となっており、利便性が高いです。ただし、地下という場所柄、携帯電話の電波が届かない問題がありましたが、最近になってNTTドコモの小型基地局が設置され、この問題は解消されています。
2010年11月からは、毎月第2週目の土曜と日曜に「相模国分寺手づくりマーケット」というハンドメイド専門の青空マルシェが開催されています。このマーケットでは、地元のクラフト作家たちが自慢の作品を展示・販売しており、訪れる人々にユニークで心温まるアイテムを提供しています。
海老名中央公園は、海老名駅東口から徒歩2分の場所にあり、駅と公園は歩行者専用のペデストリアンデッキで直結しています。この便利なアクセスにより、地元の住民だけでなく、観光客にとっても訪れやすい場所となっています。
海老名中央公園は、都市の中心にありながらも、自然と親しむことができる憩いの場です。商業施設との連携により、日常の中でのちょっとしたリフレッシュや、週末の家族連れのレジャーに最適なスポットとして、多くの人々に愛されています。ぜひ、海老名を訪れた際には、海老名中央公園に立ち寄ってみてください。