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厚木・丹沢

Atsugi, Tanzawa

厚木、丹沢の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

厚木 丹沢 観光ガイド

厚木・丹沢の観光・旅行 Info

神奈川県西部に位置する厚木市と丹沢エリアは、自然の恵みや温泉、山岳レジャー、グルメを楽しめる魅力的な地域です。都心からアクセスもしやすく、日帰りから宿泊まで幅広い旅のスタイルに対応できます。以下に、厚木・丹沢観光でおすすめのスポットをテーマ別にご紹介します。

自然とレジャーを満喫するスポット

丹沢大山(たんざわおおやま)

大山(標高1,252m)は登山初心者から健脚者まで楽しめる山で、「大山詣り」として江戸時代から信仰登山の対象となってきました。阿夫利神社の中腹からは相模湾の絶景が望め、ケーブルカーも利用できます。

宮ヶ瀬ダムと宮ヶ瀬湖

ダムや湖周辺には広大な公園や水の郷交流館が整備されており、散策・ピクニック・サイクリング・遊覧船などが楽しめます。季節ごとにライトアップやイルミネーションも実施されます。

七沢温泉郷

丹沢山麓に点在する七沢温泉は、静かで落ち着いた雰囲気の中で癒やしを得られる温泉地です。美肌効果があるとされる弱アルカリ性の湯が人気。日帰り入浴施設も多数あります。

飯山温泉

「美人の湯」として知られ、緑に囲まれた温泉地。飯山観音(長谷寺)や春の桜・秋の紅葉など、四季折々の景観が魅力です。

ファミリーやカップルにおすすめ

厚木市ぼうさいの丘公園

広い芝生や大型遊具、水遊び場、動物とのふれあいなどが楽しめる市立の公園。ファミリー層に人気が高く、1日過ごせるスポットです。

東丹沢グリーンパーク

自然の中でアスレチックやフィールドアスレチックが体験でき、バーベキュー施設も整っています。グループ旅行やアウトドアにぴったりです。

森の里若宮公園

緑に囲まれた市民の憩いの場で、梅や桜、紅葉などが見どころ。静かな散策が楽しめます。

歴史・文化を感じるスポット

大山阿夫利神社

大山の中腹にある古代信仰の霊場で、登山の安全や厄除けにご利益があるとされます。山頂の本社へは本格的な登山が必要ですが、中腹の下社へはケーブルカーで気軽にアクセス可能です。

長谷寺(飯山観音)

坂東三十三観音霊場のひとつ。春には桜、秋には紅葉が美しく、参道や境内は自然と調和した風情に満ちています。

自然体験・アウトドア

日向薬師(宝城坊)

奈良時代に創建された古刹。登山の起点やハイキングコースにもなっており、薬師如来信仰の地として今も多くの参拝者が訪れます。

塔ノ岳登山

本格的な登山を楽しみたい方には塔ノ岳(1,491m)がおすすめ。大倉尾根ルートは「バカ尾根」と呼ばれ健脚者向けですが、山頂からは富士山や湘南の海も望める絶景が広がります。

厚木・丹沢のグルメガイド

厚木市・丹沢の名産品とローカルフード

厚木シロコロ・ホルモン

「厚木シロコロ・ホルモン」は、豚の大腸を使ったB級グルメで、2008年のB-1グランプリでグランプリを受賞した名物料理です。外はカリッと、中はぷりっとした食感が特徴。厚木市内の焼肉店で味わえます。

丹沢そば

清らかな丹沢の水で育てられたそばは、香り高くのど越しが良いのが特徴。山間部にあるそば処や道の駅で楽しむことができます。地元産の山菜や野菜の天ぷらと合わせて味わうのが定番です。

鮎(あゆ)料理

相模川や中津川でとれる天然鮎は、塩焼き・甘露煮・背ごし(刺身)などで提供され、初夏から秋にかけてが旬。鮎の塩焼きは特に人気があり、道の駅や川沿いの料亭で味わえます。

猪肉(ししにく)料理

丹沢の山々で獲れる野生のイノシシ肉は、冬の味覚として人気。ジビエ料理として、ぼたん鍋やイノシシの焼肉、ハムなどに加工され、自然の恵みをそのまま活かした濃厚な味わいです。

地元野菜・果物

厚木の農地では、とうもろこし、ブルーベリー、トマト、しいたけなどが生産されており、直売所やファーマーズマーケットで新鮮な農産物を購入できます。

人気のレストラン・食事処

酔笑苑(すいしょうえん)

厚木市の有名な焼肉店で、厚木シロコロ・ホルモン発祥の店のひとつとして知られます。地元住民にも観光客にも大人気の行列店です。

和食処 魚幸(うおこう)

中津川沿いにある和食店で、鮎料理や天ぷら、地元野菜を使用した定食が評判。落ち着いた雰囲気の中で四季を感じながら食事ができます。

七沢荘のお食事処

七沢温泉郷の旅館「七沢荘」では、地元の山の幸・川の幸を使用した懐石料理が楽しめます。特にイノシシ肉を使ったぼたん鍋は絶品です。

丹沢そば本舗

丹沢そばを中心に、山菜・川魚の天ぷらや地元野菜の惣菜も提供される食事処。土産店を併設しており、帰りにお土産購入もできます。

おすすめのお土産

厚木ハム・ソーセージ

地元で人気のハム工房による手づくりハム・ベーコン・ソーセージは、お土産としても人気。保存も利くのでギフトにもぴったりです。

大山まんじゅう

阿夫利神社への参拝客にも親しまれてきた「大山こま入りのまんじゅう」。しっとりとしたこしあんと皮のバランスが絶妙で、和菓子好きにはたまらない一品。

丹沢の湧水・地サイダー

丹沢の天然水を使用した地サイダーや地ビールは、観光の記念にぴったり。夏場には冷やして飲むのがおすすめです。

地元味噌・醤油

厚木の老舗醸造所が作る天然醸造の味噌や醤油は、家庭でも旅の味を再現できると評判。地元野菜とセットで買うのも人気です。

厚木・丹沢の季節の祭り・イベント

代表的な祭り・イベント

あつぎ鮎まつり

開催時期:8月上旬
開催場所:相模川河川敷周辺
厚木市最大の夏のイベントで、花火大会が特に有名です。約1万発の花火が相模川の夜空を彩り、観客数は50万人以上にも及びます。また、地元グルメやステージイベントも充実しており、家族連れやカップルに人気です。

大山とうふまつり

開催時期:3月上旬
開催場所:大山阿夫利神社周辺(伊勢原市との境)
丹沢山地の名峰・大山は、「大山とうふ」が名物。とうふをテーマにしたユニークなイベントで、豆腐の試食販売、とうふ作り体験、大山の清水を使ったグルメなどが楽しめます。登山とあわせて参加する観光客も多いです。

飯山白山森林公園 さくらまつり

開催時期:3月下旬~4月上旬
開催場所:飯山白山森林公園(厚木市)
約4000本の桜が咲き誇る春の祭典。地元の特産品や飲食ブースも出店され、花見とグルメが同時に楽しめるスポットとして人気です。

厚木国際大道芸フェスティバル

開催時期:5月の大型連休中
開催場所:本厚木駅周辺
世界中からパフォーマーが集まる大道芸イベント。ジャグリング、マジック、アクロバットなど、多彩なパフォーマンスが街なかで展開され、地元住民と観光客が一体となって盛り上がります。

あつぎミュージックフェスティバル

開催時期:秋(10月ごろ)
開催場所:厚木中央公園 ほか
音楽と地域のつながりをテーマにしたイベントで、地元アーティストからプロのミュージシャンまでが出演。ジャズやポップスなど幅広いジャンルの音楽を楽しむことができます。

丹沢山地ならではの行事

丹沢登山シーズンオープン

開催時期:4月上旬
開催場所:大山・塔ノ岳・丹沢主稜線の登山口
登山の安全を祈願する行事で、地元山岳会による神事や安全祈願祭が行われます。本格的な登山シーズンの幕開けを告げる風物詩として、登山者やハイカーに親しまれています。

大山講(おおやまこう)・御師文化

江戸時代から続く「大山詣り(おおやままいり)」の風習が今も残り、御師(おし)と呼ばれる案内役が参拝者を導く文化も伝承されています。現在も講社や団体による参拝が行われ、歴史と信仰の旅として注目されています。

厚木・丹沢の気温・天候

神奈川県の内陸に位置する厚木市と、その西に広がる丹沢山地は、平野部と山間部が共存する地域であり、気候の違いが特徴的です。ここでは春から冬にかけての気温や気候、そして台風や雨についての特徴も解説します。

春(3月〜5月)

気温と気候

厚木市:3月の平均気温は10℃前後、5月には20℃近くまで上昇し、穏やかな陽気が広がります。 丹沢山地:標高が高いため、3月中旬まで残雪が見られることもあります。新緑は4月中旬以降が見頃です。

特徴

花見やハイキングに最適な季節です。昼夜の寒暖差があるため、羽織物を用意するのが安心です。

梅雨(6月中旬〜7月中旬)

気温と気候

厚木市:気温は25℃前後まで上がりますが、湿度が高く蒸し暑さを感じます。 丹沢山地:山間部では霧が発生しやすく、登山道のぬかるみも多くなります。

特徴

この時期は雨が続くため、レインウェアや滑りにくい靴の準備が重要です。登山計画は天候の急変に注意が必要です。

夏(7月下旬〜9月)

気温と気候

厚木市:気温は30℃を超える日も多く、真夏日が続きます。 丹沢山地:山の上では平野部より5〜7℃程度低く、涼を求める登山者に人気です。

特徴

厚木市では都市部特有の蒸し暑さがありますが、丹沢の渓谷や沢登りなどは涼を楽しめるアクティビティとして人気です。夕立や雷雨に注意が必要な季節でもあります。

秋(10月〜11月)

気温と気候

厚木市:10月は20℃前後、11月には15℃前後まで下がり、過ごしやすい気候になります。 丹沢山地:紅葉が美しく、10月下旬から11月上旬が見頃です。

特徴

空気が澄み、登山やハイキングに最適な季節です。朝晩は冷え込むため、防寒具の携帯がおすすめです。

冬(12月〜2月)

気温と気候

厚木市:日中の気温は10℃を下回る日もあり、朝晩は氷点下近くまで下がることもあります。 丹沢山地:標高の高い地域では積雪があり、本格的な雪山の装備が必要です。

特徴

厚木市内では雪はまれですが、丹沢では雪道登山が中心となり、安全確保と計画的な行動が必要です。

台風・降雨の傾向

台風の接近

厚木市・丹沢地域は台風の進路に位置しやすく、特に夏から秋にかけて注意が必要です。丹沢山地では大雨による土砂崩れや登山道の崩壊も発生するため、登山前には気象情報の確認が必須です。

年間降水量

年間降水量は1600mm〜2000mmと比較的多く、特に梅雨と秋雨の時期に集中しています。

厚木・丹沢へのアクセス

厚木市(あつぎし)と丹沢山地(たんざわさんち)は、首都圏からのアクセスが良好で、公共交通機関・車・バスなど多彩な移動手段が整っており、登山にも観光にも便利です。

電車でのアクセス

小田急線・本厚木駅

新宿方面から:小田急線特急で新宿駅→本厚木駅は約45分 :contentReference[oaicite:0]{index=0}。本厚木駅は厚木市の交通拠点で、駅構内に商業施設やバスターミナルが併設されています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

伊勢原駅・秦野駅経由

登山口アクセスの拠点として、伊勢原駅・秦野駅も便利です。 新宿→伊勢原は約60分、秦野は約70分 :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

バスでのアクセス

丹沢・大山方面

本厚木駅北口または伊勢原駅から、神奈川中央交通バスが大山ケーブル七沢温泉・広沢寺温泉飯山観音など各所へ運行。所要時間は20~40分程度でアクセス可能 :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

ハイキング口へ直行バス

秦野駅からヤビツ峠へも直行バスあり(約50分)。また伊勢原駅から大山ケーブルまで30分 :contentReference[oaicite:4]{index=4}。

車・高速道路でのアクセス

東名・厚木IC経由

東京IC→東名「厚木IC」で降りて
・厚木市街地へは約30分 :contentReference[oaicite:5]{index=5}
・丹沢山地(二俣・七沢方面)へは約25~40分 :contentReference[oaicite:6]{index=6}。

新東名・伊勢原大山IC / 秦野丹沢スマートIC

・伊勢原大山ICから大山まで約10分
・秦野丹沢スマートICからヤビツ峠・大倉登山口まで約10〜40分 :contentReference[oaicite:7]{index=7}。

観光・登山向けのフリーパス

丹沢・大山フリーパス

小田急線+神奈中バスの乗り放題切符で、伊勢原・秦野・本厚木駅から丹沢・大山各登山口へ快適にアクセスできるお得な乗車券です :contentReference[oaicite:8]{index=8}。

駐車場情報(車利用時)

大山エリア

伊勢原市営の駐車場やケーブルカー近くに複数有料駐車場あり。ただし繁忙期は満車注意 :contentReference[oaicite:9]{index=9}。

七沢・飯山・宮ヶ瀬方面

本厚木駅そばにはバスセンターの利用が便利。各エリアも徒歩圏内に駐車場が整備されています :contentReference[oaicite:10]{index=10}。

地域内の交通まとめ

厚木・丹沢の移動手段

厚木市や丹沢山地周辺では、公共交通機関と自家用車を組み合わせることで、観光・登山・温泉巡りを効率よく楽しむことができます。以下に、主要な移動手段とその特徴を紹介します。

バスによる移動

神奈川中央交通バス(神奈中バス)

厚木駅・本厚木駅・伊勢原駅・秦野駅などから、丹沢の登山口や温泉地へのアクセスが可能です。大山ケーブル、七沢温泉、広沢寺温泉、飯山観音、宮ヶ瀬など観光・登山スポットを網羅しています。

主な路線と行先

バスの本数は路線によって異なります。観光シーズンや休日は増便されることもありますが、事前に時刻表の確認がおすすめです。

登山者向けのアクセス・交通

登山口アクセスの要点

登山においては、最寄駅+バスまたはタクシーが基本です。ヤビツ峠や大倉、鍋割山登山口などは、バスやタクシーを活用してアプローチします。

ケーブルカー

伊勢原駅からバスで行ける大山ケーブル駅から、大山中腹まで大山ケーブルカーが運行。足に自信のない方や観光目的の方に人気です。

車での移動

観光・温泉地めぐりに便利

厚木市内や丹沢山地周辺の観光スポットは山間部にあることが多く、自家用車やレンタカーがあると移動がスムーズです。とくに七沢温泉郷や広沢寺温泉、飯山白山森林公園などは車でのアクセスが便利です。

駐車場の整備状況

主要観光地・登山口には無料または有料の駐車場が整備されていますが、週末や連休は混雑することが多いため早めの到着が無難です。

レンタサイクル・タクシー

タクシーの利用

本厚木駅や伊勢原駅前にはタクシー乗り場があり、温泉地や登山口まで短距離の利用に便利です。バスの本数が少ない時間帯の代替手段としても活用されています。

レンタサイクル

厚木市中心部では観光向けの電動アシスト自転車の貸出もあります。駅周辺の散策や飲食店巡りに便利ですが、山間部は起伏が激しいため注意が必要です。

お得なフリーパスの活用

丹沢・大山フリーパス

小田急電鉄と神奈中バスが連携したフリーパスで、伊勢原駅や秦野駅から大山・丹沢エリアを自由に乗り降り可能です。登山・観光・温泉巡りなど多目的に利用できます。

厚木・丹沢の観光コース

神奈川県の内陸に位置する厚木市と、自然豊かな丹沢山地は、都市と自然の魅力が共存するエリアです。以下では、日帰りや一泊二日で楽しめる観光コースをテーマ別にご紹介します。

1日で楽しむ:温泉と自然満喫コース(初心者向け)

午前:七沢温泉郷で森林浴と温泉

小田急線本厚木駅からバスで約30分。七沢温泉は緑豊かな山あいに広がる名湯の里で、日帰り温泉施設も充実。七沢森林公園では散策やハイキングが楽しめます。

昼食:温泉旅館や地元食堂で郷土料理

温泉旅館内のレストランや、周辺の食事処で「猪鍋」や「地元野菜の釜飯」など、山の幸を味わえます。

午後:飯山観音長谷寺と飯山白山森林公園へ

飯山エリアには、四季折々の自然が楽しめる飯山観音(長谷寺)と、森林浴にぴったりな白山森林公園があります。桜や紅葉の季節には特におすすめです。

夕方:本厚木駅周辺でショッピング・帰路へ

本厚木駅周辺にはショッピングモールやレストランが充実しており、お土産購入や夕食にも便利です。

一泊二日:登山+温泉+文化体験コース(中〜上級者向け)

1日目:大山登山と宿泊

午前:伊勢原駅から大山へアクセス

小田急線伊勢原駅からバスで大山ケーブル駅へ。ケーブルカーを利用して大山阿夫利神社下社を参拝し、その後、山頂までハイキング(約1.5~2時間)

午後:山頂で絶景と昼食を堪能

丹沢の山々と相模湾を一望できる絶景スポット。おにぎりや軽食を持参すると便利です。

夕方:山を下り、温泉宿で宿泊

下山後は、大山や七沢エリアの温泉旅館で一泊。大自然に囲まれた露天風呂が疲れを癒します。

2日目:厚木市内の文化と食を楽しむ

午前:厚木市郷土資料館と相模川ふれあい科学館

厚木市の歴史や文化、自然に関する展示が楽しめる施設。子ども連れにもおすすめです。

昼食:本厚木駅周辺の名物グルメ

厚木市の名物「とん漬け」や「シロコロホルモン」が味わえる人気店を訪問しましょう。

午後:海老名SAやショッピングモールでお土産購入

帰路には、海老名SA(EXPASA)やアミューあつぎなどで、地元の銘菓や特産品を購入して締めくくりましょう。

おすすめの季節とポイント

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