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横浜こども科学館

(よこはま こども かがくかん)

横浜こども科学館は、神奈川県横浜市磯子区洋光台に位置する、子どもから大人まで楽しめる科学館です。館長は的川泰宣氏が務めており、建物の外観は宇宙船をモチーフにデザインされています。指定管理者はCTC(コングレ・東急コミュニティー)共同事業体が担当しています。

施設の特徴

横浜こども科学館は、地下2階から5階までのフロアを持ち、全体が巨大な宇宙船をイメージした体験型科学館として設計されています。各フロアは異なるテーマに基づいて展示が行われており、訪れる人々は、実際に触れて体感しながら、科学の不思議や宇宙について学ぶことができます。

5階「宇宙船長室」

宇宙の広がりを探る展示が行われている5階の「宇宙船長室」では、キャプテンシアターにおいて科学実験ショー「サイエンス・ショウ」や、宇宙をテーマにした「サイエンス・ミニトーク」が土日祝に開催されます。これらのプログラムを通じて、身近な道具を使った科学実験や、宇宙の謎に触れることができます。

4階「宇宙研究室」

4階の「宇宙研究室」では、「ビーコロ®」や「サイクロイド滑り台」などを通じて、玉の動きを観察しながら物理の法則を体感することができます。子どもたちは遊びながら自然に物理の基本原理を学ぶことができる展示が充実しています。

3階「宇宙トレーニング室」

3階の「宇宙トレーニング室」では、「月面ジャンプ」や「空間移動ユニット」が人気です。これらの体験型展示は、宇宙空間にいるかのような感覚を味わいながら、重力や無重力の概念を学ぶことができます。

2階「宇宙発見室」

2階の「宇宙発見室」では、雷やオーロラといった自然現象に触れることができる展示が行われています。また、スペースラボでは、週末や祝日に「ミニ実験」が開催され、目の前で実験が行われる様子を観察することができます。

B2階「あそびの広場/特別展示室」

地下2階の「あそびの広場/特別展示室」では、秘密基地のようなプレイハウスでの道具の組み立て体験や、壁面に貼り付けるマグネットパズルなど、子どもたちが自由に遊びながら学ぶことができるスペースが設けられています。また、春季や大型連休、夏季などには特別企画が開催され、季節に応じた楽しいイベントが行われます。

宇宙劇場(プラネタリウム)

横浜こども科学館の目玉施設の一つである宇宙劇場(プラネタリウム)は、直径23メートルのドーム全体に広がる迫力の映像と、リアルで美しい星々の投影が特徴です。小さな子どもから大人まで楽しめる多彩なプログラムが用意されており、すべてのプログラムの前後には、スタッフによる約15分間の星空解説も行われます。

2022年12月には、大平技研製の新型投影機「MEGASTAR-IIA」が導入され、少なくとも7億個の恒星を投影できる能力を持つこのプラネタリウムは、2023年2月にギネス世界記録に認定されました。この投影機は1等星から20等星まで、約12億個の星を映し出すことができ、その臨場感溢れる星空は訪れる人々を魅了します。

星空観察会

横浜こども科学館では、月に1~2回程度、星空観察会も開催されています。プラネタリウムでの宇宙のお話の後、実際の星空の下で、星や星座の解説が行われ、天体望遠鏡を使って月や惑星の観察も楽しめます。

建築設計とデザイン

横浜こども科学館の建築設計は、環境デザイン研究所(仙田満氏)と日建設計が手掛けました。宇宙劇場を先端に配置した3段ロケットのような構成で、後部は小さなサイコロの積木のようなデザインになっています。このユニークなデザインは、南側の公園や住宅地のヒューマンスケールに合わせるように意図されています。

横浜こども科学館の歴史

開館から現在まで

横浜こども科学館は、1984年5月5日に開館しました。その後、展示の更新や施設のリニューアルを重ね、常に新しい体験を提供し続けています。特に、2008年4月からはネーミングライツにより愛称「はまぎん こども宇宙科学館」を使用しており、この名前は多くの市民に親しまれています。

近年のリニューアルと改修

2022年12月には、プラネタリウムがリニューアルされ、大平技研製の新型MEGASTAR-IIAを導入。これにより、少なくとも7億個の星を投影できる能力を持つプラネタリウムが、2023年2月にギネス世界記録に認定されました。このリニューアルは、科学館のさらなる魅力向上に貢献しています。

入館者達成経緯

横浜こども科学館は、開館以来、多くの来館者に親しまれ、科学の楽しさや宇宙の神秘を伝えてきました。各種展示やプログラムを通じて、子どもたちの好奇心を育む場としての役割を果たし続けています。

Information

名称
横浜こども科学館
(よこはま こども かがくかん)

横浜 元町・横浜中華街

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