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横浜港シンボルタワー

(Yokohama Port Symbol Tower)

横浜港シンボルタワーは、神奈川県横浜市中区の本牧埠頭D突堤に位置する、船舶通航信号所と展望施設が一体となった複合塔および公園(港湾緑地)です。航路標識としての正式名称は「本牧船舶通航信号所」(ほんもくせんぱくつうこうしんごうしょ)で、航路標識番号は8106となっています。高さ48.19メートルのこの塔は、横浜市が所有し、指定管理者は商船三井興産株式会社が務めています。

施設の概要

横浜港シンボルタワーは、横浜港に出入りする船舶のための信号所としての役割を果たすと同時に、市民の憩いの場としても機能する、横浜港のシンボルとして1986年(昭和61年)7月18日に完成しました。この施設は、横浜港と東京湾の境界となる本牧埠頭突端と大黒埠頭突端を結ぶ線上に位置しており、横浜港に入出航する船舶の管制や、近隣を航行する船舶に対して海上交通情報を提供する重要な航路標識の役割を担っています。

塔の上部には海抜42.4メートルに展望台が設置されており、開場時間内であれば誰でも無料で入場できます。ただし、展望台へは階段(約140段)のみでのアクセスとなり、エレベーターなどの昇降設備はありません。そのため、訪れる際には階段を上る体力が求められます。

また、横浜港シンボルタワーは、その美しい景観からCMやPV、ドラマの撮影にも頻繁に利用されていますが、商業目的での撮影には事前の許可が必要です。無許可での撮影は禁止されていますので、利用を希望する場合は事前に問い合わせることが推奨されます。

2006年(平成18年)11月3日には、タワー内にマレットゴルフ場がオープンし、市民や観光客に新たなレクリエーションの場を提供しています。さらに、2019年(令和元年)9月9日に台風15号の影響で一時休園していましたが、2020年(令和2年)1月31日から一部施設を除いて営業を再開しました。

信号板の機能と役割

横浜港シンボルタワーには、75°、160°、270°、345°の4つの方向に向けた信号板が設置されており、これらの信号板を通じて航行する船舶に対し、さまざまな信号が表示されます。信号板に表示される信号とその意味は以下の通りです。なお、各信号の詳細な意味は港則法施行規則によって信号所ごとに個別に定められています。

主要な施設

横浜港シンボルタワーには、市民や観光客が楽しめるさまざまな施設が併設されています。以下に主な施設を紹介します。

シンボルタワー(展望室、展望ラウンジ)

塔の上部には展望室があり、ここからは横浜港や周辺の景色を一望することができます。また、展望ラウンジも併設されており、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

芝生マウンド

芝生マウンドは、訪れた人々がリラックスできる広々とした芝生エリアで、ピクニックや軽い運動に最適な場所です。家族連れや友人同士での訪問にぴったりのスポットとなっています。

マレットゴルフ場

2006年にオープンしたマレットゴルフ場では、初心者から上級者まで楽しめるゴルフコースが提供されています。家族や友人と一緒にゴルフを楽しむのに最適な場所です。

売店

売店では、横浜港シンボルタワーならではのお土産品や、軽食が販売されています。訪れた際には、ここでしか手に入らない商品をチェックしてみてください。

駐車場

横浜港シンボルタワーには、訪問者が利用できる駐車場が整備されています。車でのアクセスが容易で、観光やレクリエーションの拠点として便利に利用できます。

Information

名称
横浜港シンボルタワー
(Yokohama Port Symbol Tower)

横浜 元町・横浜中華街

神奈川県