水と光と音を楽しむ園内施設
三笠公園には、噴水池や音楽噴水、壁泉、さざなみの階段など、水をテーマにした施設があります。音楽噴水では、音楽に合わせて水がさまざまな動きを見せ、訪れる人を楽しませています。
壁泉は、壁面を流れ落ちる水によって水の表情を楽しめる施設です。また、さざなみの階段では、水が階段状の構造を流れ落ち、波のような景観をつくり出しています。園内には野外ステージもあり、イベントなどに利用されています。
夕方になると、噴水や水辺の施設がライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に包まれます。日中は海や公園の開放感を楽しみ、夕方には光と水の演出を眺めるなど、時間帯によって違った魅力があります。
中央広場に保存展示される記念艦「三笠」
三笠公園の中心的な見どころが、中央広場に保存展示されている記念艦「三笠」です。三笠は、1902年にイギリスで竣工した大日本帝国海軍の戦艦で、日露戦争の日本海海戦では連合艦隊の旗艦を務めました。
1905年の日本海海戦では、東郷平八郎司令長官が座乗する連合艦隊旗艦としてロシアのバルチック艦隊と戦い、日本側の勝利に大きく関わりました。現在は艦内が博物館として公開され、当時の資料や展示を通じて戦艦の歴史を学ぶことができます。
三笠公園は、記念艦を見学するだけでなく、横須賀の港や海を眺めながら歴史に思いを巡らせることができる場所です。艦内の展示を見学する場合は、別途入艦料が必要です。
東郷平八郎の銅像と海軍ゆかりの展示
園内には、日本海海戦で連合艦隊を指揮した東郷平八郎の銅像が建てられています。三笠とともに、近代日本の海軍史を伝えるモニュメントです。
また、大和型戦艦に搭載されたものと同型の砲弾など、海軍に関わる展示物も見られます。大日本帝国海軍の歴史を伝える石碑も設置されており、横須賀が近代日本の軍港として発展してきたことを感じられます。
高さ18メートルのモニュメントと芝生広場
三笠公園には、高さ18メートルのモニュメントや芝生広場もあります。海に面した広々とした空間で、散策や休憩を楽しめます。水辺の施設や歴史的な展示を巡った後に、芝生広場でひと息つくのもおすすめです。
公園は海に面しているため、潮風を感じながら景色を楽しめます。晴れた日には青い海と空が広がり、横須賀港周辺の雰囲気を味わえます。
蒸気機関車を模した飲料水タンク
園内には、国鉄D51形蒸気機関車を思わせる外観の飲料水タンクがあります。これは災害時に備えて1980年に設置された施設です。海岸に近い公園では地下に大きなタンクを設けることが難しかったため、地上に設置するタンクを公園の景観になじませる工夫として、蒸気機関車の形にデザインされました。
タンクには常時100トンの水が蓄えられており、市民1万人に対して1日3リットルの水を3日間供給できる量とされています。一部の部品には、実際の蒸気機関車から取り外されたものが使われています。
公園の景観に溶け込むユニークな施設であると同時に、災害時の給水を支える重要な設備でもあります。訪れた際には、こうした防災機能にも注目してみてください。
横須賀産業まつりなどのイベント
三笠公園では、季節に応じてイベントが開催されます。元記事では、11月上旬に横須賀産業まつりが行われることも紹介されています。地域の産業や特産品に触れられる催しで、公園が横須賀の交流の場としても利用されていることが分かります。
イベントの開催日や内容は年度によって異なるため、訪問前に横須賀市や公園の公式案内で最新情報を確認してください。
アクセス
三笠公園へは、京急本線「横須賀中央駅」から徒歩約15分です。駅から循環バスを利用する場合は、「三笠公園」停留所で下車します。JR横須賀線「横須賀駅」からは、バスなどを利用してアクセスできます。
車の場合は、横浜横須賀道路の横須賀インターチェンジから本町山中道路を経由して向かいます。公園周辺には有料駐車場があります。
猿島へ渡る船が発着する三笠桟橋も公園の近くにあります。三笠公園の散策と記念艦の見学に加え、猿島観光を組み合わせることもできます。