横須賀の象徴的な都市公園で、「日本の都市公園100選」や「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。
公園は海に面し、4つの広場があります。その中でも中央広場には記念艦「三笠」が展示されており、海事に関する資料を見学することもできます。
テーマは「水と光と音」で、公園内には音楽に合わせて水が踊る噴水ショーが見られる「音楽噴水」や、壁から流れ落ちる水で浮かび上がる「壁泉」、水が流れ落ちる「さざなみの階段」、野外ステージなどがあります。
これらの仕掛けは夕方になるとライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を醸し出し、訪れる人々を楽しませています。
公園内には他にも芝生広場や高さ18メートルのモニュメント、東郷平八郎連合艦隊司令長官の銅像などがあります。
さらに、大和型戦艦の砲弾が展示されており、大日本帝国海軍を偲ぶ石碑も建てられています。
他にも噴水池や音楽噴水、さざなみの階段、また、11月上旬には横須賀産業まつりも開催されます。
国鉄D51形蒸気機関車に外観を似せて造られた飲み水のタンクもあります。このタンクは災害時に備えて1980年に設置され、海岸近くで地下にタンクを設置することができなかったため、公園内に無機的なタンクが目立たないように工夫されました。
このタンクには常に100トンの水が蓄えられており、市民1万人に対して1日3リットルの水を3日間供給することができます。一部の部品には実際の蒸気機関車から取得したものが使用されています。
記念艦 三笠
横須賀港の三笠公園には保存展示されている現存する世界最古の鋼鉄戦艦です。1902年に英国のビッカース造船所で建造されました。
この戦艦は1904年から使用され、日露戦争の「日本海海戦」で東郷平八郎司令長官が指揮を執り、ロシアのバルチック艦隊を撃退して勝利を収めた歴史的な舞台となりました。
この戦闘はアジアの国が西洋の国に勝利を収めた初めての例として世界中で注目されました。
戦艦内では、当時のジオラマや記念品、遺品、手記、勲章など貴重な歴史的な資料が多数展示されており、歴史や戦争について考えさせられる場所です。
4月~10月 8:00~21:00
11月~3月 9:00~20:00
年中無休
入園無料
公共交通機関:
京急 横須賀中央駅より徒歩約15分
京急 横須賀中央駅より循環バスで「三笠公園」下車4分
車:横須賀IC 本町山中道路終点から5分