クイーンズスクエア横浜は、神奈川県横浜市西区みなとみらいに位置する大型複合施設であり、オフィスビル、ショッピングモール、ホテル、コンサートホールなど、多彩な施設が一体となった魅力的なエンターテインメントスポットです。3つの超高層オフィスビル(クイーンズタワーA・B・C)や、ショッピングモール「みなとみらい東急スクエア」、ホテル「横浜ベイホテル東急」、コンサートホール「横浜みなとみらいホール」などから構成されています。
クイーンズスクエア横浜は、東急が事業主体であり、1997年7月18日に開業しました。施設内を貫くメインストリート「クイーンモール」は全長約300メートルに及び、施設全体の中心的な役割を果たしています。施設のデザインは、基本設計を日建設計が担当し、実施設計は日建設計と三菱地所設計が行いました。
クイーンズスクエア横浜は、みなとみらい地区の24街区に位置し、横浜ランドマークタワーと歩行者動線「クイーン軸」で接続されています。さらに、2004年に開通した横浜高速鉄道みなとみらい線のみなとみらい駅とは地下3階で直結しており、非常に便利なアクセスが可能です。
クイーンズタワーは、A・B・Cの3つのビルで構成されており、クイーンズタワーAが最も高く、地上36階・地下5階建て、高さ約172メートルです。クイーンズタワーBは地上28階・地下5階建て、高さ約138メートル、クイーンズタワーCは地上21階・地下5階建てで、高さ約109メートルです。
クイーンズタワーAは、日揮ホールディングスの本社が大部分を占めています。クイーンズタワーB・Cには様々なテナントが入居しており、商業やビジネスの中心地として機能しています。各タワー間の連絡通路は17階にありますが、通常は閉鎖されています。
クイーンモールは、クイーンズスクエア横浜のメインストリートで、みなとみらい地区の歩行者動線「クイーン軸」の一部を形成しています。このモールには、ファッション、スポーツ、キャラクター関連の店舗やレストランが集結しており、訪れる人々に多様なショッピング体験を提供しています。
クイーンモールの中央には「クイーンズサークル」があり、週末を中心に様々なイベントが開催され、地域住民や観光客に楽しさを提供しています。また、西端側はヨーヨー広場に面しており、ランドマークプラザと向かい合っています。
横浜ベイホテル東急は、クイーンズスクエア横浜の開業と同時にオープンしました。元々はパン パシフィックホテル横浜として1997年に開業しましたが、2007年に東急ホテルズ傘下となり、「パン パシフィック 横浜ベイホテル東急」へ改称されました。さらに2013年4月には、契約満了に伴い「横浜ベイホテル東急」に名称が変更されました。
横浜ベイホテル東急は、地上25階・地下4階建てで、480室の客室を備え、最大974名を収容可能です。館内には6つの料飲施設、宴会場、結婚式場、会議室、美容室、エステティック&スパ、クラブラウンジなど多彩な施設が揃っており、訪れる人々に快適な滞在を提供しています。
ホテルの駐車場はクイーンズスクエア横浜地下駐車場(クイーンズパーキング)を利用でき、1,700台収容可能です。駐車場の利用時間は7:00〜24:00となっており、車でのアクセスも非常に便利です。
地下5階のみなとみらい駅に続く「ステーションコア」には、ジョセフ・コスースによる巨大モニュメント「The Boundaries of the Limitless」が設置されています。このモニュメントは、フリードリヒ・フォン・シラーの「デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた美学的なことに関する書簡27号」の一部を引用したものが黒御影石に刻まれ、訪れる人々に感銘を与えます。
クイーンズスクエア横浜には、横浜で初めての大規模クラシック専用コンサートホール「横浜みなとみらいホール」があります。大ホールは2,020席、小ホールは440席を有しており、クラシック音楽を中心とした多彩なコンサートが開催され、音楽ファンに愛されています。