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大磯ロングビーチ

(Oiso Long Beach)

大磯ロングビーチは、神奈川県中郡大磯町に位置する大磯プリンスホテルに併設された屋外プールを中心とするレジャー施設です。この施設は、1957年(昭和32年)に「海岸沿いの巨大プール」というテーマで堤義明の大学時代の論文を基にして開業されました。日本国内でも有数の規模を誇るプール施設として、多くの観光客や地元住民に親しまれています。

施設の全景と魅力

大磯ロングビーチは、海岸に沿って広がる広大な敷地に、さまざまなプールが設置されています。特に「波のプール」や「流れるプール」は、子供から大人まで楽しめる人気のスポットです。また、ダイビングプールや室内競泳プール(25m・50m)、子供用プール、ウォータースライダー、フローライダーなど、バラエティに富んだプールが揃っています。これらの施設は、夏の暑さを吹き飛ばすための理想的な場所として、家族連れや友人同士で訪れる人々にとって絶好のレジャースポットとなっています。

大磯ロングビーチの歴史と成り立ち

大磯ロングビーチの開業は、昭和時代に遡ります。堤義明が大学時代に提出した論文「海岸沿いの巨大プール」を基にして、1957年にこの施設は誕生しました。開業当初から、大磯ロングビーチは多くの人々に愛され、特に夏季には多くの来場者で賑わいを見せます。また、1990年代には小谷実可子によるシンクロナイズドスイミングのショーが開催され、プール施設としての魅力が一層増しました。

プール以外の施設

大磯ロングビーチは、単なるプール施設に留まらず、さまざまなアクティビティが楽しめる総合レジャー施設です。施設内には、ボウリングセンター、ゴルフコース、フットサルコート、テニスコートなどが設けられており、水泳以外のスポーツを楽しむことも可能です。これらの施設は、プールシーズンのオフシーズンにも利用され、地元住民や観光客にとって、年間を通じて楽しめる場所として親しまれています。

テレビ番組やイベントの舞台としての大磯ロングビーチ

大磯ロングビーチは、そのユニークな施設構成から、テレビ番組の撮影場所としても広く利用されています。特に、フジテレビ系列で放送された「オールスター紅白水泳大会」の収録が行われたり、タレントの罰ゲームとしてダイビングプールの高さ10mの飛び込み台が使用されたりすることがありました。さらに、2005年にはFMヨコハマとのタイアップにより、8月中の日曜日に大磯ロングビーチから公開番組が放送され、地域のイベントとしても注目を集めました。

自動車関連イベントの開催

大磯ロングビーチの駐車場は非常に広大であり、すべて舗装されています。このため、プールのシーズンオフには、自動車やオートバイの展示会や試乗会、オフラインミーティングなどの会場としても利用されることが多いです。特に有名なのは、日本自動車輸入組合が主催するマスメディア向けの輸入車合同試乗会です。このイベントは、自動車専門雑誌や自動車ジャーナリストを対象に行われますが、毎年5月には一般入場可能な「湘南輸入車ショー」も開催され、多くの車愛好者が集まります。

大磯プリンスホテルとの連携

大磯ロングビーチに隣接する大磯プリンスホテルは、1964年の東京オリンピックの際に、ヨット競技に参加する各国の選手が宿泊するための選手村として建設されました。ホテルは、1964年(昭和39年)7月14日に内山岩太郎神奈川県知事も出席しての完成記念式典が開催され、正式にオープンしました。このホテルは、大磯ロングビーチの利用者にとって便利な宿泊施設としても機能しており、遠方から訪れる観光客にも人気があります。

キャンペーンガールとメディア露出

大磯ロングビーチは、長い歴史の中で多くのキャンペーンガールを輩出してきました。1979年から1981年にかけてはアグネス・ラムが務め、その後も多くの著名なキャンペーンガールがこの施設の顔となりました。また、2003年頃には、globeのKEIKOがCMに出演し、その知名度を一層高めました。

ロンビーくんの登場

2019年には、大磯ロングビーチの開業以来初となるマスコットキャラクター「ロンビーくん」が誕生しました。このキャラクターは、公募された509点の中から選ばれ、施設のシンボルとして多くの人々に親しまれています。

以上が、大磯ロングビーチの魅力と歴史、そしてその役割についての概要です。大磯ロングビーチは、季節を問わず多くの人々に愛され続けており、今後もその魅力はますます広がっていくことでしょう。

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名称
大磯ロングビーチ
(Oiso Long Beach)

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