新江ノ島水族館

北に富士山、西に相模湾と江の島を望む、湘南海岸公園にある水族館です。この水族館では、生物や標本を見学するだけでなく、遊びながら学ぶことができるエデュテインメントの要素も取り入れられています。

魅力的な見どころがたくさんあります。例えば、相模湾大水槽では8,000匹のマイワシの大群がうねり泳ぎ、深海コーナーやクラゲファンタジーホールでは不思議な生物たちに出会えます。

さらに、イルカやアシカの素晴らしいショーも楽しめます。他にも、「なぎさの体験学習館」という参加型の施設もあります。

湘南の海辺にあり、眺めも最高です。観光や海のレジャーと組み合わせて楽しむこともできます。

相模湾ゾーン

水族館内の相模湾ゾーンでは、相模湾の豊かな環境に生息するさまざまな生物を見ることができます。相模湾は、多くの種類の魚が生息する宝庫であり、その生態系の一端を体験することができます。

岩場にはエイやサメが近くで見られる場所もあります。また、サンゴについての展示もあり、共生藻を持つサンゴと持たないサンゴの違いを学ぶことができます。

相模湾は浅瀬から深海まで変化に富んだ地形を持ち、さまざまな生物が生息しています。その様子をゆっくりと眺めながら進んでいくと、大水槽が現れます。

通路はスロープになっており、岩場や海藻の揺れる様子をリアルに再現しています。海中に潜っていくような感覚を味わえます。また、記念写真を撮るには最適な場所もあります。

オーバーハングの水槽では、自然光が差し込んで海中を歩いているような気分に浸ることができます。

相模湾大水槽は高さ9メートル、幅12メートルの大きな水槽で、90種類以上、約2万匹の生物が生息しています。

見どころは何と言っても輝く銀色のマイワシの大群です。約8,000匹ものマイワシが力強く泳ぎ回っています。群れが自在に形を変えながら泳ぐ姿を見ていると、時間を忘れてしまいそうです。

毎日2つのパフォーマンスが行われています。そのうちの一つはダイビングショー「フィンズ」。ショーの時間帯では、水槽の前のスペースに座って鑑賞することができます。

海洋生物のプロである飼育スタッフたちが水中カメラを使って、潜水して、詳しくわかりやすく解説して、楽しく疑問に答えてくれます。

イルカショースタジアム

イルカショースタジアムは江の島や富士山、湘南の海が一望できる絶景の場所にあります。えのすいトリーターたちとイルカのショーが毎日開催されます。有料で可愛いイルカと握手して写真を撮ることもできます。

また、「ウミガメの浜辺」では、「ウミガメにタッチ」という有料プログラムがあります。アオウミガメに野菜を与えたり、撮影をすることができます。アオウミガメは海藻を主食とし、穏やかに泳いでいます。ウミガメのデッキからは、美しい富士山を眺めることもできます。

クラゲファンタジーホール

クラゲ展示の先駆けとして国内でも有数の展示種類を誇っています。

球体の水槽には色とりどりのクラゲが浮かび、その美しい姿が踊っているかのように見えます。ホール内にはベンチもあり、座って複数の水槽を眺めることができる癒しの空間です。

実はクラゲには脳や心臓はありません。彼らは海中の流れに身を任せて漂うプランクトンであり、流れがなければ浮かぶことができません。

クラゲファンタジーホールでは、プロジェクションマッピングを使った映像が上映されており、水族館の目玉ショーとなっています。

上映が始まると、美しく浮遊するクラゲに光と音の演出が加わり、ホール全体が360度、壁面から天井までアートとファンタジーの空間に変わります。水族館であることを一瞬忘れてしまうほどです。

さらに、「シラス」の展示や深海の世界を体験できるコーナーなど、見逃せない展示がたくさんあります。「シラス」の展示は、稚魚から成長過程を追った展示で、世界初という貴重なものです。

潜水調査船「しんかい2000」

深海生物の長期飼育方法などについても展示されており、国立研究開発法人海洋研究開発機構（JAMSTEC）との共同研究が行われています。

さらに、潜水調査船「しんかい2000」も展示されており、3人乗りの船体が地底に向かって飛び立つ海のロケットのような姿を見ることができます。