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江の島大師

(えのしま だいし)

江の島大師は、神奈川県藤沢市江の島に位置する単立の寺院です。歴史的な江の島の地において、仏教と深い縁を持つこの寺院は、多くの人々に親しまれています。

概要

江の島は、欽明天皇13年(552年頃)に海底から隆起して生まれたと伝えられており(江嶋縁起)、その後、弘仁5年(814年)には弘法大師空海がこの地に訪れ、岩屋に参拝し、社殿を創建したとされています。この社殿を起源とする寺院は、神仏習合の影響を受け、金亀山与願寺として知られていました。

しかし、明治維新期における廃仏毀釈や神仏分離令により、与願寺の神道部分は江島神社として存続する一方で、寺院としての与願寺は廃され、僧侶は全員が僧籍を離れ、神職に転じました。

江の島大師の創建

江の島から仏教寺院が姿を消してから百数十年後の1993年(平成5年)、江の島大師は新たに創建されました。この寺院は、かつての旅館「江の島館」の跡地に建てられ、鹿児島市にある最福寺の関東別院として設立されました。本尊は不動明王で、国内最大級の高さ6mを誇る赤不動と呼ばれる威厳ある像が室内に安置されています。

アクセス情報

江の島大師へは、小田急片瀬江ノ島駅から徒歩で約30分弱の距離にあります。江の島の中心部からも比較的アクセスしやすい立地にあり、江の島観光の一環として訪れることができます。

Information

名称
江の島大師
(えのしま だいし)

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