国の登録有形文化財に登録される豪華なホテルが日帰り温泉施設としてリニューアルしました。
1938年に浜名湖の景勝地・弁天島に建設されたホテルを移築し、1957年から箱根プリンスホテル和風別館として営業していた龍宮殿。
建物はもちろん、芦ノ湖と箱根外輪山、富士山を望む絶景なども堪能できる贅沢な温泉施設です。
温泉は、箱根十七湯の中で一番新しい温泉である「蛸川温泉」。泉質は、カルシウムやナトリウム、硫酸塩泉、塩化物泉で、神経痛、筋肉痛、疲労回復、関節痛などに効果があるといわれています。
また、日帰り温泉だけではなく、龍宮殿別館での宿泊も可能で、部屋からは富士山と芦ノ湖が見え、綺麗な景色を堪能することもできます。
箱根の龍宮殿本館は、富士山と芦ノ湖の絶景を一望できる日帰り温泉。
龍宮殿本館は、国の登録有形文化財であり、もともと宿泊施設として使われていました。
温泉は箱根十七湯の中でも最後に発見された「蛸川温泉」であり、駒ケ岳山麓から湧き出る幻の湯として知られています。
この滑らかなお湯は肌に優しく、湯冷めしにくいため、美肌効果も期待できます。
龍宮殿本館へのアクセスも便利で、広い駐車場があり、元箱根からは無料の循環バスも出ています。
浴衣やタオルのレンタルもあり、手ぶらで訪れても安心です。
入口を進んで階段ホールに立ち寄ると、吹き抜けになった2階まで届く高い天井から、素敵なシャンデリアが吊り下げられています。寄木細工をイメージした和の雰囲気があり、デザインもユニークです。
女湯「胡蝶」は、新しく設けられたお風呂で芦ノ湖に向かって突き出すように増築され、内風呂からも芦ノ湖と富士山を一望できます。
湯船に浸かると、無色無臭の滑らかなお湯が肌に心地よく広がります。泉質はカルシウムやナトリウム、硫酸塩泉、塩化物泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果があると言われています。
露天風呂からは、目の前に広がるのは芦ノ湖です。木々に囲まれた青い空と一緒に、白い遊覧船が湖面を行き交っている光景が眼前に広がり、温泉に浸かる前からその景色に見とれてしまいます。
この温泉の特徴は、湯船に浸かると芦ノ湖と一体化したかのような絶景を楽しめ、まるで湖に浸かっているかのような不思議な感覚を体験できます。夕方には、夕焼けに染まる空と富士山の美しい風景も楽しむことも。
お風呂には、女性専用の湯休み処「夕霧」があります。湯船と直結していて、広々とした畳の部屋や、窓際に設置された籐のテーブルとチェアセットなどがあり、自由に過ごすことができます。
男女共有の湯休み処「聚楽」は、広々としたスペースで、多くの人がくつろぐことができます。この部屋はかつて宿泊施設として使われ、画家や政治家などの有名人も宿泊した由緒ある部屋です。
さらに、貸切個室もあります。大小さまざまな部屋があり、2時間ごとに利用できます(有料)。かつて宿泊客が泊まった客室を利用しているため、まるで自宅に帰ってきたかのようなリラックスした雰囲気です。
内装はすべて和風で、箱根の寄木細工をイメージしたライト、、籐のロッキングチェアなど、古き良き時代の雰囲気が漂っています。
お食事処「富士」は、かつて宴会場だった場所を改装した店内で、明るい雰囲気の中で食事を楽しむことができます。
龍宮殿本館は長い歴史を持ち、1938年に浜名湖の「弁天島」に「浜名湖ホテル」として開業しました。外観は宇治の平等院鳳凰堂をモデルにしており、モダンな内装も人気を集めていました。
しかし、戦争の影響で1年半後に閉鎖され、その後箱根の芦ノ湖畔に移設され、1957年に箱根プリンスホテル和風別館「龍宮殿」として再オープンしました。
現在でも本館には当時の入り口の名残りが見られます。1990年には別館も隣接して建設され、本館はリニューアルされて日帰り温泉施設になりました。
龍宮殿本館では芦ノ湖を眺めながらゆったりと過ごしたり、ノスタルジックな雰囲気の建物も懐かしい気持ちを呼び起こし、落ち着いた時間を過ごすことができます。
疲れた心と体を癒したい方、箱根旅行を計画している方、温泉好きな方にとって、日帰り温泉「龍宮殿本館」は理想的な場所です。都会の喧騒から離れてゆったりとした一日を過ごせるので、ぜひ訪れてみてください。
8:00〜20:00
大人(中高生含む)2,200円
小学生 1,200円
幼児(3才以上)600円
小田急 箱根湯本駅よりタクシーで30分
(宿泊者限定)JR東海道線 小田原駅 西口より無料送迎バスにて45分