川崎市の特徴と見どころ
川崎市は、神奈川県と東京都の県境に位置し、川崎区、幸区、中原区、高津区、宮前区、多摩区、麻生区の7つの行政区を持つ政令指定都市です。一般的には工業が盛んな地域として知られ、多くの中小企業の町工場が点在しています。
川崎市の主な見どころやスポットとしては、「平間寺(通称:川崎大師)」や「川崎マリエン」があります。「平間寺」は真言宗智山派の大本山で、関東厄除け三大師の一つとして有名です。
毎年の行事として、1月には元朝大護摩供、成人式身上安全祈祷、初大師が行われ、2月には節分会、星まつり、涅槃会、福徳稲荷大祭・午まつり、聖徳太子年祭などが開催されます。3月から12月まで、さまざまな祭りや行事が年間を通じて行われ、多くの参拝客が訪れます。
特に年始の初詣は、約300万人もの参拝者が訪れ、厄払いをするためのスポットとして、関東エリアでも有名です。
また、「川崎マリエン」は、川崎港に隣接した特徴的な建造物で、展望台からバーベキュー施設、テニスコートなどのレジャー施設が整っています。展望室は地上51mに位置し、夜21時まで営業しており、川崎市の工業地帯の夜景を楽しむことができるため、人気のスポットとなっています。
厄除けで有名で、真言宗関東三山の一つにも数えられる名刹です。特に正月三が日には全国から多くの人が初詣に訪れ、賑わいを見せるお寺です。 正式名称は金剛山 金乗院 平間寺で、厄除けのお寺として全国的に広く知られています。本尊の大師像は海中から見つかったものです。 1813年には徳川幕府 第11代将軍 徳川家斉も公式参拝しています。それ以来一般の庶民から武士階級まで広く信仰されるようになり、関東地方を代表する日帰りできる霊場として多くの人々が訪れています。 一万坪もの広大な境内には、大本堂をはじめ不動堂、八角五重塔、自動車交通安全祈祷殿、遍路大師像、新四国霊場お砂踏場、大本坊、信徒会館、中書院...»
日本の古民家や文化に触れることができる野外博物館です。江戸時代の建物を中心に収集され、古民家や水車小屋、高倉、歌舞伎舞台など、点在する25棟の貴重な建物を見学できます。 生田緑地に位置し、約180万平方メートルの敷地に東日本の茅葺屋根の民家25棟が点在しており、「東北の村」「宿場」「信越の村」「関東の村」「神奈川の村」の5エリアに分かれています。 その中には国指定の重要文化財7件(9棟)や重要有形民俗文化財1件(舞台)も含まれています。 豪雪地帯の農家や宿場町の町屋、合掌造りの民家など、地域の特色を持った建物が見どころとなっています。 1967年に開園し、川崎市内や東日本一帯で伝承され...»
大師公園は、川崎大師(平間寺)に隣接した都市公園で、園内には中国庭園「瀋秀園」があります。この庭園は桜の名所としても知られています。 美しい花の彫刻で飾られた「垂花門」をくぐると、あずまや、回廊、広々とした池が広がり、山水の世界を満喫できます。瓦や石、材木には本格的な中国産のものも使われています。 瀋秀園では、四季折々の美しい風景を楽しむことができコブシ、山ツツジ、アジサイ、ドウダンツツジ、ボケ、ヒュウガミズキなど、様々な植物が彩りを添えています。 庭園の名前は中国の遼寧省・瀋陽市を略した「瀋」に、「秀」はきれいという意味で、瀋陽市の素晴らしい景色を集めた庭園という意味を持ちます。 1...»
神奈川県でのなし栽培の歴史は江戸時代からと古く、川崎市は赤なしの代表品種「長十郎」の発祥の地としても有名。県内では「幸水」、「豊水」、「新水」、「あけみず」、「あきづき」、「新高」、「新星」、「筑水」、「長十郎」など多様な品種が栽培されている。現代の主要品種である「幸水」、「豊水」は、神奈川県農業技術センターで育成された「菊水」から育成された品種であり、神奈川県が現在の主要梨品種の基礎を築いたといえるだろう。また、川崎市で栽培されるなしは、「多摩川なし」と呼ばれ、地元で親しまれている。 旬 8月 9月 10月 ...»
川崎大師の名物として江戸後期から作られ、その淡泊な風味と独特の食感は、現代でも人気が高い。葛餅の由来は、万葉集の時代にさかのぼり、山野に自生する豆科の山芋に似た葛の根から葛粉が作られ、これをこねて餅にして食したと考えられる。江戸後期になると、されに工夫がこらされ、主として小麦粉を原料として葛餅以上の味を持つ「くず餅」が製造されるようになり江戸っ子の嗜好に合って好評を博するようになった。江戸の近郊である川崎とその付近は古来麦の産地であったことから、この地において「くず餅」が広まった。...»
カワスイ 川崎水族館は、神奈川県川崎市川崎区・川崎ルフロンの9階 - 10階に位置する水族館で、2020年7月17日に開館しました。川崎市初の水族館であり、日本初の駅前商業施設内の水族館でもあります。 概要 カワスイ 川崎水族館は「世界の美しい水辺」をテーマに、淡水域の生き物を中心に展示しています。多摩川やアジア、アフリカ、アマゾンの熱帯雨林など、世界各地の環境に暮らす生き物が観察でき、ピラルクーやオニオオハシがメインキャラクターとして知られています。 昼と夜で異なる照明や音響を用いた展示方法が特徴で、来館者に新たな体験を提供しています。日本初の試みとして、既存の建物を利用した水族館であ...»
夢見ヶ崎動物公園は、神奈川県川崎市幸区南加瀬一丁目2-1に位置する市立の動物公園です。一部敷地は北加瀬1丁目にまたがっています。 概要 夢見ヶ崎動物公園は、加瀬山の山頂付近にあり、川崎市建設緑政局が管理しています。入園料は無料で、年中無休となっており、開園時間は9時から16時です。この公園の整備には、川崎市の税金や宝くじの助成金が使用されています。 この公園には比較的小型の動物が多く飼育されており、猛獣やキリン、象などの大型の草食動物は見られませんが、近隣の幼稚園の遠足などで利用されることが多く、地元の人々に親しまれています。特に、夫婦で仲良く寄り添うレッサーパンダは、過去にマスコミでも...»
生田緑地は、神奈川県川崎市多摩区枡形、東生田、長尾、および宮前区初山に位置する総合都市公園です。生田緑地は、川崎市内最大の都市公園であり、計画面積179.3ヘクタール、うち供用面積は95.5ヘクタールとなっています。この公園は、市民団体の協力のもとで維持管理されており、一部の施設では観覧料が必要ですが、入場自体は無料です。 生田緑地の歴史 鎌倉時代からの歴史 生田緑地は、多摩丘陵が多摩川に接する東端に位置し、古くから歴史的な地として知られています。特に、桝形山一帯は鎌倉時代に源頼朝の重臣、稲毛三郎重成が本拠を構えた場所とされ、彼が築城した枡形城が存在しました。現在、枡形城の遺構は残ってい...»
川崎市岡本太郎美術館は、神奈川県川崎市多摩区桝形の生田緑地内に位置する市立美術館です。この美術館は、著名な芸術家である岡本太郎氏より寄贈された1779点の作品を所蔵し、展示しています。美術館は、岡本太郎の没後3年後の1999年に開館しました。 美術館の概要 美術館の設立計画は、1991年11月に岡本太郎氏が352点の作品を川崎市に寄贈したことに端を発します。この寄贈を受け、翌年6月に「仮称岡本記念館建設構想委員会」が設置され、1993年3月には基本構想が発表されました。当初、美術館は生田緑地内の噴水広場に5000㎡の完全地下式美術館と45mのシンボルタワーを建設する計画でした。しかし、環境...»
電車とバスの博物館は、神奈川県川崎市宮前区に位置する東急電鉄が運営する鉄道保存展示施設です。東急田園都市線宮崎台駅が最寄り駅で、博物館は田園都市線の高架下にあります。博物館への入り口は、駅改札前からもアクセス可能です。 概要 この博物館では、電車やバスに関連する保存・展示を行っており、訪問者は電車やバスの運転シミュレーター、そして飛行機 (YS-11) の操縦シミュレーターを体験することができます。ただし、2016年のリニューアルに伴い、モハ510形電車とYS-11のシミュレーターは終了しました。 施設情報 電車とバスの博物館は、歴史的な鉄道車両やバスを展示しているだけでなく、各種シミ...»
神奈川県立東高根森林公園は、神奈川県川崎市宮前区神木本町に位置する森林公園で、川崎市内唯一の県立公園です。開園は1978年4月25日で、当初の面積は10.6ヘクタールに及びます。 概要 東高根森林公園は、川崎市北部に広がる多摩丘陵の東端近くに位置し、多摩川とその支流である平瀬川に囲まれた場所にあります。かつてこの地域は豊かな森林が広がっており、里山的な環境が形成されていました。このような歴史的背景を持つこの公園は、現在も新興住宅地や団地の中に昔ながらの民家が点在しており、里山の風景が残されています。 開発と保護 昭和以降、東京圏への人口集中に伴い、多摩丘陵東部も急速に開発が進みました。...»