大師公園は、川崎大師(平間寺)に隣接した都市公園で、園内には中国庭園「瀋秀園」があります。この庭園は桜の名所としても知られています。
美しい花の彫刻で飾られた「垂花門」をくぐると、あずまや、回廊、広々とした池が広がり、山水の世界を満喫できます。瓦や石、材木には本格的な中国産のものも使われています。
瀋秀園では、四季折々の美しい風景を楽しむことができコブシ、山ツツジ、アジサイ、ドウダンツツジ、ボケ、ヒュウガミズキなど、様々な植物が彩りを添えています。
庭園の名前は中国の遼寧省・瀋陽市を略した「瀋」に、「秀」はきれいという意味で、瀋陽市の素晴らしい景色を集めた庭園という意味を持ちます。
1987年に、中国の瀋陽市と川崎市が姉妹都市提携5周年を記念して造られた自然山水庭園であり、建物に使用されている瑠璃瓦・木組・獅子像・太湖石は瀋陽市からの寄贈品です。
園内の見どころ
・太湖石(たいこせき)
中国の太湖から切り出された穴の多い奇石で、「堆雲(たいうん)」という文字が刻まれています。
・獅子像(ししぞう)
瀋秀園の入り口に配置された雄獅子と雌獅子のペア像。
・知春亭(ちしゅんてい)
太湖石を抜けると現れる建物で、滝を正面から鑑賞できます。建物の天井には「春」をテーマにした絵が描かれています。
・藕香榭(ぐうこうしゃ)
ハスの花を鑑賞できる建物で、特に夏に見頃となります。天井には「夏」をテーマにした絵が描かれています。
・攬翠亭(らんすいてい)
瀋秀園内で一番高い位置にある建物で、園内の全景を一望できます。横には滝があり、水の音とともに素晴らしい景色を楽しむことができます。
瀋秀園
9:00~16:00
月曜日(祝日または振替休日のときは翌日)
国民の祝日の翌日(1月1日〜1月3日は開園)
12月29日〜31日
無料
京急大師線「川崎大師駅」または「東門前駅」から徒歩約10分
JR川崎駅から市営バス「川03、04、05」系統で「台町」下車徒歩約4分