高座豚

イングランド原産ミドル・ヨークシャー種をルーツに持つ高座豚の歴史は、明治時代に遡る。旧高座郡において、腐食性火山灰土の畑作地帯で採れる穀物を飼料にした養豚が盛んになり、良質な味と肉質から、全国的にその名を知られるようになった。飼育が難しく一時は絶滅の危機に陥ったが、地元養豚家達がその復活に立ち上がり、良質な飼料の開発や飼育管理の合理化、繁殖母豚の改良を重ね、新生高座豚が復活。おいしさの秘密は、豊富な旨み成分、さっと溶ける上質な脂肪。肉質はきめ細かくやわらかで、その食感は非常にジューシー。